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2006年 02月 05日
スーパー大手の「イオン」がパート社員を労働組合員として加入させるという。
朝日新聞引用 ++++++++++++++++++++++++++++ イオンのパート社員4万人、労組へ 全組合員の8割構成 2006年01月30日10時00分 スーパー業界最大の労働組合「イオン労組」(新妻健治委員長、組合員約3万人)は今夏までにパート社員約4万4000人を新たに労組に加える方針を明らかにした。組合員の8割がパート社員で占められる労組が誕生するのは大企業では異例だ。今春闘で連合がパートの賃上げを統一要求するなど非正社員の存在感は高まりつつあり、パート雇用の多い流通業界やサービス業界で同様の動きが広がりそうだ。 イオンの店舗従業員の大半は「コミュニティ社員」と呼ばれるパート社員が占め、労組は04年春から段階的にパートの加入を働きかけてきた。これまでに勤務時間が月120時間を超える長時間労働のパート社員を中心に1万6000人が組合に加入。今や正社員組合員1万4000人より多い。 労組は今夏までに勤務時間が120時間未満のパート社員約4万4000人まで加入対象を広げる。会社側と、組合員であることを雇用の条件とする「ユニオンショップ協定」を結ぶ予定だ。学生アルバイトなどは対象にしない。この結果、イオン労組の組合員総数は約7万4000人になる見通し。 パートの大量加入により、組合員数は民間最大のNTT労組(約18万3000人)には及ばないものの、トヨタ自動車労組(約5万8000人)や松下電器産業労組(約5万7000人)などの有力労組を上回る。 厚生労働省によると、05年の国内労組の組織率は18.7%と30年連続で低下している。特にパート社員の組織率は3.3%にとどまっており、連合は今春闘で初めてパート社員の統一賃上げ要求(時間給の1%または10円以上)を決めるなど、パート社員の加入で組織率の低下に歯止めをかけたい考えだ。 イオン労組でも組織率は、正社員が組合の中心だった04年以前には十数%だったが、今夏には約60%に上昇する見通し。 本田一成・国学院大助教授(組織行動論)は「『正社員と同じ仕事をしながら賃金が安い』というパート社員の不満を労組が吸い上げてくれれば、経営側にとっても職場秩序を保ちやすくなる利点がある」と指摘している。 傍線筆者 引用終わり +++++++++++++++++++++++++++++++ これまで盛んに叫ばれてきた、一部業種による正社員とパートの労働内容の不明確さ、賃金の明らかなる区別。 この問題に真正面から取り組まざるをえなくなるのであろう。 しかも、その組織の中で賃金の低いパート労働者の方が組織の中で極めて高い比率となれば、そのパート社員を搾取してきた正社員は、第二組合として存続するしかないのであろう。 想像されるに今後も労働組合の幹部は搾取を続けていた正社員の中から選ばれるであろうし、自らを守るにはそうせざるを得ないであろう。 通常の場合、労働体系が異なっていても組織の中での比率が多い母体から代表者が選出されるのが自然であり、問題がおきにくい。つまり今回のような労働組合はパート労働者の中から労働組合委員長を選出することが極めて重要な事項となるのであろう。 結果、正社員労働組合員はパート労働者を搾取して食っているのであろうから、今度は自分達が冷遇される事になるのである。しかし、パート労働者の方が極めて多い現状ではその決定に従うことが労働組合の本筋であり、パイの分け合いの仕方を考え直すいい機会になるであろう。 もし、それに不満であれば堂々と第二組合になるべきである。(これまでのイオン労組の形態が維持できないことは明々白々なのであるのだから。) しかし、ユニオンショップにようという姑息なやり方には辟易するのである。 ただ、皮肉にもそこで「安い安い」と物を買っているのは我々大衆なのである。ここで、考えて みればそのパート労働者の不当なる低賃金が安さの原因なのか・・・。 我々はあまりにも自らの蛸の足を食べ続けてきたのではないか? そう感じる出来事なのである。
by eric_brea
| 2006-02-05 10:26
| 労働問題
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